マウスユーティリティ「マウスの鬼」

序

　あなたは、マウスの性能を生かし切っているだろうか？いや、きっと気の利かないマウスドライバのせいで、使い切れていないに違いない。私には聞こえる、多ボタンタイプ・マウスユーザーの怨嗟の声が。

「せっかくいっぱいボタンのあるマウスなのに、ろくな機能が割り当てられないよぉ。ハードはともかく、例によってソフトはさっぱりだな。この会社は社名の下３文字を『ソフト』から『ハード』に変えた方がいいんじゃないか？」

「ネットスケープナビゲータなら、ボタンの割り当ては「進む」と「戻る」で良いけど、ブラウザ以外のソフトだとこのボタン何の役にも立たないよぉ！えーい、こんなことなら、とっとと分割されちまえ！」

「無駄に光りやがって。わしゃスケルトンも光学マウスも嫌いなんじゃよ！」

　・・・最後の意見はともかく、大抵のマウスのボタンに割り当てられる機能の貧弱さは疑うべくもない。また、仮に都合のいい機能が割り当てられたとしても、それは大抵、役に立つソフトが限定される。ウィンドウズ９８発売以降のＨＴＭＬヘルプと、それ以前までの普通のヘルプでは、同じ「戻る」という動作でも、使うキーは違うのだ。
　このソフトは、それを補い、キーボードに触れる時間を少しでも少なくするために、マウスカーソルの存在するウィンドウに応じて、マウスボタンの役割を変更するプログラムである。

※注意

　なお、本ソフトは、以下のいずれかの機能を持つマウスを使用している場合にのみ使用することが可能となっている。注意していただきたい。

・マウスのボタンに、直接プログラムを割り当てることができる。
・マウスのボタンに、ファンクションキーを割り当てることができる。（ただし、ファンクションキーを割り当てることが可能でも、マウスのドライバーによっては駄目な場合もある）　

　また、本ソフトは、C++Builder5のランタイムを別途必要とする。ベクターで、C++Builder5で検索すると出てくるので、そちらもダウンしてきていただきたい。

変更履歴

Ver.	日付	内容
0.1	2000/9/6	最初のリリース。

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